前職で整体の会社に勤務していた時、副業として当社の地下鉄清掃の夜間アルバイトを始めたことがきっかけです。その時から、この仕事には興味を持っていました。そんなある日、本業だった整体の会社が閉じることになり、新たな収入源を確保する必要に迫られました。そこで当時、アルバイトでお世話になっていた方に相談。それまでの働きぶりを評価いただき、正社員として採用いただくことになりました。

この仕事に興味を持てたのは、公共の仕事であること。責任感を持って公共に関われる意義を強く感じていました。また、仕事を続けていくうちに、アルバイトではわからない部分を任されたい、もっと深い部分も見てみたいという気持ちも生まれていました。民間でさまざまな仕事をしてきましたが、公共の仕事に関われる機会はそれほどありません。また、女性の方が活躍されている点にも興味がありました。計画を立てて仕事を組み立てていくことの面白さにも惹かれたように思います。

福岡市地下鉄「博多駅」「祇園駅」「中洲川端駅」の清掃業務です。地下鉄駅の清掃業務は大きく2つに分かれます。一般のお客様が利用される駅構内のトイレ、床や階段といった通行部分と、駅員さんの事務所となる駅務室になります。全てに共通する作業としては、ごみ箱や床に落ちているごみの収集、床のホコリや汚れの清掃があります。これに、トイレではトイレットペーパーや手洗い石鹸水の補充、駅務室では机や窓の拭き上げなどの作業が加わります。

トイレは特にお客様の目につきやすく、かつノウハウが必要になる部分です。また、清掃のタイミングも、お客様が使用中の場合はできないので待つしかありません。さらに汚れ具合によっては作業時間も変わってきます。同じように駅務室でも、駅員さんのデスクワークのタイミングを図りながら行う必要があります。それだけに、一連の業務をスムーズにこなせるようになると、仕事もより楽しくなっていきます。

地下鉄は公共機関の交通ですから、さまざまなお客様がご利用されます。もちろん、知らない人ばかりなのですが、「いつも清掃いただいてありがとう」「助かります」といった感謝のお言葉をもらうことが結構あります。逆にこちらが「どういたしまして」と返してしまうくらいです（笑）。いろんなお客様から見られているということにも誇りが持てますし、逆に責任感も感じます。余計にきちんとキレイにしなければ、と気持ちも高まりますね。

コロナ対策の緩和に伴い、福岡にも地方や外国からの観光客が急増しています。最近では、空港から地下鉄に乗車された地方のお客様から道を聞かれることも増えています。博多駅では常駐しているコンシェルジュにつなぐこともできますが、私自身はコミュニケーションが好きなほうでもあり、できる限り自分で対応するように心がけています。食べ歩きが好きということもあり、オススメのお店を聞かれた時には紹介させていただくこともあります。

当社は地下鉄という公共交通機関を安全かつ快適に利用していただくという任務を請け負っています。特に博多駅は、県外や外国からのお客様も増加し、福岡の玄関口としての顔も持っているため、「福岡の地下鉄はキレイですね！」と思っていただけるよう、常に心掛けて仕事に従事したいと思います。そのためには、現状に満足することなく、新たな清掃方法の導入や自身のスキルアップにも取り組んでいこうと思っています。

私は夜間のアルバイトを経て、中途入社したこともあり、当社の良さを実感しています。優しい先輩方も多く、未経験でもわからないことはわからない、できないことはできないと言える環境です。不安なことがあっても、相談に乗ってくれるスタッフがいつも周りにいます。当社では、面接の前に現場見学が可能です。少しでも興味を持っていただければ、まずは現場を見てから決めて欲しいなと思います。

正社員は8:30〜16:40のシフト勤務になりますが、パート・アルバイトは夜間や週1勤務も可能です。希望すれば自分の都合がつくところでシフトを組んでもらえます。時間で働きたいという希望がある方には、残業もなく働きやすい職場だと思います。ライフスタイルに合わせやすく、きめ細やかな気遣いが活かしやすい環境でもあると思います。女性の視点が活かしやすい環境でもあると思います。気づいたことを提案したり、改善していける仕事です。ぜひ、気軽に見学へ足を運んでもらえればと思います。